14歳のネコ(2007年生まれ)

過去話というか過去エピソードになる。
私が人生で一番後悔した話。

当時中学校でイジメられた私は学校に行かなくなり毎日家の布団で泣きじゃくっていた。
突然父親がネコを買ってきたと言って夜に帰ってきた。

その時済んでいた家はペットは飼ってはいけない家だったが、大家さんには黙認されていた。

ちょうどその猫が人間で言う高校生を迎える前くらいに、そろそろ大人になるなという時。
14歳の母親というテレビドラマがやっていて、学生なのに望まれない子供が出来てしまうという話のドラマだ。

貧乏な家庭で自分の部屋も布団しかない、そのテレビを見て思ったのは

どっちがいいんだ?どっちがいいんだ?どっちがいいんだ?

父親は避妊なんてしなくていいんだよ、とは言うが、母親は野良猫に襲われたらどうするのと言う。

大体父親は無責任でネコを飼うならそれ相応の「家」が必要なはずなのに、何も考えなしに私を励ましたいという考えだけで飼ってしまった。
アニキは存在していたが、こいつは一番アホだったから『知らねわかんない、お前のために飼うことになったんだからお前が決めろ』みたいな感じだった。
この兄は実は6才でヘルニアの手術をしており、すでに手術という事の重大さを知っていた。

ここまで読んだらもう察しがつく人も多いと思うが、この避妊するかしないかの決断を私に任されることになった。
この時になぜもっと裕福な家庭に生まれなかったのか、なぜ父親はネコを買ってきたのか、なぜ私が。

こういう事も含めて父親の言いたかったこと「お前の悩みなんてちっぽけなんだよ」というメッセージだということを理解した。
その後数年間悩み続け、自分が幸せになる権利なんてないと思い自責し続けていた。

自分の人生とネコの人生両方を背負う事になったその人は

自分ひとりなら死んでも構わないと簡単に思えてしまうが、自分が死んだらネコはどうなる?と考えると簡単には死ねない。
と考えるようになったらしい。

その後すぐに安い都営住宅に当選しすぐに引っ越し、
そのネコと暮らす日々は幸せで今でも元気に暮らしている。

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